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靴は足に負担を掛けることなく歩くための重要な要素です。足に合わない靴を履きづつけると足に負担がかかり、外反母趾や扁平足、カカトのゆがみなどの障害が発生して、その結果、足だけでなく、膝や腰にまで痛みが発生することにもなりかねません。
靴を選ぶ際には次の点に注意が必要です。
■つま先の隙間は、最低1cmの余裕(捨て寸)がある。
つま先に1.0~1.5cmくらいの「捨て寸」がある靴を選びましょう。子供でも7~8mmの余裕(捨て寸)が必要です。この「捨て寸」がないと、足を蹴り出す時やゆび先が前に伸び、靴に当って圧迫されるようになります。
■ひも(またはマジックベルト)のついた靴が基本です。
かかとを靴の後ろにしっかりつけ、つま先に近い前の方からきつめにしっかり締めます。
■ソフト過ぎない靴が良い。
靴底全体がフニュッと軟らかい靴は、かえって疲れます。むしろ、靴底が硬めで、指のつけ根の部分だけが曲がるものが良いです。さらに、かかと周りが固く、しっかりした靴を選びましょう。
■靴は軽いのが良いとは限りません。
最近は、靴屋さんにいくと、軽量を売り物にした靴が多くならんでおります。靴が軽いことは、すなわち、疲れないと思いがちですが、実は逆なんです。ウォーキングはいわば振り子運動のようなものです。ですから、靴は軽量なものよりもむしろ、少し重めの方が疲れにくいのです。